昇降装置付き半田付槽
自動昇降及び反転装置付きの半田付槽です。


製品導入前の課題について
重量ワークを手動でクレーンを操作し、槽内につけていたため時間と人工がかかっていました。
また、ワークを反転する必要があり倍の時間がかかり、課題と感じておりました。
製品の製造時の工夫
クレーンを使わずに昇降と反転でき、工数が削減できた。下降スピードが速すぎると半田が飛び散り、危険であり、遅すぎると作業効率が悪い為、下降スピードは2段階としています。
メタルニットバーナの輻射熱も利用し、燃焼ガスの流れを考えた設計の為、加熱効率が高いです。
導入後の成果
本装置による自動化によって、他に人工を使えるようになり作業効率を大幅upさせることが可能となりました。
また、槽自体の加熱能力も向上したため昇温時間短縮も成功しています。
仕様
設備全体サイズ:4100W×1300D×2400H(昇降ストローク+400mm)
最大合計燃焼量:140kW(120,000kcal/h)
常用槽内温度:330℃
制御方式:3位置制御
火炎検知方式:フレームロッド
昇降装置:油圧シリンダー制御
反転装置:エアーシリンダーによるワーククランプ、手動反転
安全装置:燃焼空気圧力監視、槽内温度監視他